2013 春 フランス イタリア  備忘録

例年の音楽週間なのですが、一個所て私にはすこし面白い事故?があったのでノートします。


初日から3日間は学校のホール(定員600)で行われ、初日は友人イザベルのバロックギターリサイタル・・駆けつけたかったのですが
ぼくには別の仕事が入っていて聞くことができなかった、残念。でも、6月はスイスの音楽祭で一緒になるのでまたそのときに。
二日はビバルディ特集、三日目はロドリゴ特集、四日目は聴衆が多いので市内の大きな教会に場所をかえてモーツァルト、ロドリゴなどなど・・
ぼくはこの最終日にアランフェスを弾きました・・南仏ニースでアランフェスを弾くのは何度目だろう・・ずいぶん多く弾いていますね。
条件としてはギターにとって最悪かもしれない、大きな教会、聴衆は900人。セミプロのオケ、リハーサルなしのぶっつけ本番。
ぼくの代わりにオケとの練習はモナコ王立音楽院教授のロリ君にお願いしておいたのだけれど・・どうもとんでもなく遅いテンポで
練習していたらしい・・三楽章は170といっておいたのに130でやっていたらしい困困困る。1,2楽章も3割おそくやっていたらしい涙涙。
といって、、もちろんリハーサルを全部欠席したぼくの責任が100パーセントなんだけれど。七月は南米の血の気の多い?国立オケと何度かこの曲を
弾く予定なのでその時は「ぶっ飛ばしてやる!!」と誓ったのでした。
ぶっつけ本番なので会場の人の「ここではマイクを使わないと絶対一音も聞こえないよ」という忠告に従わざるを得ない。
一、二楽章を弾いてもそんなに「イヤなスピーカーの音もしない(ニコニコ)」で三楽章を弾こうとしたら新たにマイクを持ってきて立てた、んん?
ん、いままでマイクが入ってなかったのだそう。というわけで三楽章だけマイク、スピーカー入りとなる貴重な経験でした。
客席にうっちゃらかした簡易録音機の音で二楽章(マイクなし)と三楽章(マイク入り)それぞれ部分です。CDで聞くようなトランペットよりも
大きなギターなんということにはならないけれど、久しぶりのマイクなしでのアランフェスはちょいと楽しかったのです。簡易録音でもぼくには
マイク無しが好ましい。後進のかたに参考になる事故?なので資料を残しておきます。楽器はパノルモ1830年弦は低音は友人星野さん製作の真鍮巻弦
高音はサバレスのガットというアランフェスではありえないくみあわせ。録音機はH2手のひら簡易録音機。

eglise
aran


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http://www.koube.jp/2013Mars/aranjuez2Part.mp3
二楽章部分 マイクなし
http://www.koube.jp/2013Mars/aranjuez3m1-2013.mp3
三楽章部分 マイク使用



モンテカルロ王立音楽院教授ロリ君左端率いる ぼくの弟子の高校生三人組たくと君グレゴワール君ケビン君と
ロドリゴ アンダルース協奏曲からアンコールで三楽章のアンコール・・アンコールなので聴衆の手拍子つき
ロリ君ありがとう!!
andal


http://www.koube.jp/2013Mars/AndaluzBis.mp3